以前、車で片道1時間ほどの通勤をしていたときのことです。その日は西多摩のリフォーム現場だったのですが、渋滞を避けるために早朝に家を出て、勤務先についてから朝食を取っていました。雪国だったので天気予報は欠かさずチェックし、安全運転を心がけていました。
ある日の朝のこと、雪は降っていませんでしたが、路面が凍結しており、普段より速度を落として運転していました。しかし、トンネルを抜けた時に広範囲に渡って路面が凍結しており、自損事故を起こしてしまいました。車は電柱にぶつかって方向転換し、歩道の縁石に乗り上げてやっと止まりました。車は大破し、私自身も全身打撲で半年ほどリハビリを受けることになりました。
通勤中の事故だったため、通勤災害として扱われることになりました。そこで問題となったのが自動車保険との兼ね合いです。こちらは初めての事故で自分の体を治すことに精一杯で、通勤災害の保障の件は、上司が対応してくれることになりました。
しかし、自動車保険会社の担当は勤務中でもおかまいなしで私の携帯電話に連絡をしてきました。勤務中は電話に出られないこと、上司が対応するということを伝えたのですがその後もしつこく電話がかかってきて、終いには「あなたのためにやってあげているんだから」みたいなことを言われました。そこで上司に相談したところ、保険会社に連絡を取ってくれたようで、そこの上司から謝罪をされました。
一生懸命なのはいいけれど、相手の気持ちまで考えないのは保険屋さんとしてはNGだと思いました。